哺乳類学会に参加して

MSJ2014logo 9月4~7日の4日間、日本哺乳類学会2014年度大会が京都大学で開催されました。私にとって初めての学会発表の場となり、緊張しながらの参加となりました。自身のポスター発表では、準備不足や勉強不足といった自分の至らない部分を思い知ると同時に、様々な方にアドバイスをいただくことができてとても貴重な機会となりました。自分の研究を第三者に説明する難しさを知ることもでき、今回の発表で得たことを今後の活動に活かしたいと思います。

 自由集会「クマ類の個体群動態モニタリング ~地域の実情に応じた選択~」では、クマ類の個体群動態モニタリングについて現在おこなわれている内容と今後求められる内容について発表がおこなわれました。北海道・山形県・兵庫県・岐阜県の4地域についての発表を通して各地域でクマが置かれている状況が異なることを改めて知り、各地域でそれぞれ求められている情報(評価基準)に見合ったモニタリング手法を選択する必要性を感じました。また、今回の集会のように各地域でおこなわれているモニタリング手法を共有することも今後クマ類の個体群動態モニタリングを続けていくうえで不可欠であると感じました。

 大会中は他にも自分の興味のある分野の発表を多数聞くことができたり、知人や友人の近況を知ることができたりと有意義な時間を過ごすことができました。